まずは、JR西日本の山陽本線と赤穂線の位置関係についておさらいしておきましょう。

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赤囲みが、物語に登場する主要駅です。

稿を起こします。

JR三宮から、播州赤穂行き新快速に乗って西を目指しました。終点播州赤穂まで行き、そこから赤穂線最終に乗って長船まで行くつもりでした。

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しかし、第一の難事件は姫路手前の加古川で起こりました。

加古川で列車は動かなくなりました。しばらく待たされてようやく聞かされた車内放送によると、前方の宝殿駅で、列車の停止位置の確認のため時間を要しておりますとのこと。つまりは、列車が駅の停止線を越えてオーバーランしたために、バックして乗客を降ろす必要があり、その作業のために後続列車は発進できないというわけです。

30分以上待ってようやく動き出した車内放送で車掌が言ったのが、「この先、播州赤穂駅で赤穂線最終列車に乗り継ぎはできません。」

は?そんな重大なこと当然のようにしれっと言うか?

ちょっと時間のある姫路駅で車掌と交渉したところ、車掌も本部からのアナウンスを聞いただけで状況を把握しておらず、一番確実なのは姫路駅で山陽本線に乗り換え、東岡山まで行って再度赤穂線に乗り換えて長船を目指すという策ではないかということになり、仕方ないのでその策を採用して後続の山陽本線に乗りました。

しかし、間も無く第二の事件は起こりました。姫路の次の英賀保駅でまた立ち往生。車内放送を聞くと、「この先三石駅で倒木と列車が接触し停電が発生しているので、復旧作業のため発車待ちをしております。復旧のめどは立っておりません。日付けをまたぐ可能性も十分にございます。」

途方に暮れました。妙案が浮かばぬまま、このまま朝まで列車暮らしになるんだろうかと漠然と考えていたところへ、車掌が提案してきた起死回生の策は、「後続の播州赤穂行きに乗って播州赤穂へ行く」か「相生で新幹線に乗り換えて岡山駅へ行く」。こんな夜中に、妻に播州赤穂まで車で迎えに来てもらうのはあまりにかわいそうなので、選ぶ策は一択。相生でこだまに乗り換えて、岡山駅を目指しました。問題は、岡山発赤穂線最終便が待っていてくれるかどうかでしたが、車掌の「大丈夫です。」という言葉を信じて。

果たして岡山駅で赤穂線は待っていてくれて、どーにか長船駅まで舞い戻ることができました。帰宅したときは、0:30を回っていました。まあ、帰れただけ運が良かったというべきでしょうか。

新幹線の特急料金を払わされたのは癪でしたけど、乗車料金が追加になる分は踏み倒しました。そもそも、オーバーランしたJRが悪いんだから、そこは譲れないところです。

この事件に際しすごいと思ったのは、こんな状況に陥っても乗客の皆さんは誰一人騒いだりパニックになったりせず、それぞれスマホを片手に情報を得たり連絡したりして、冷静に身の処し方を探しているところでした。

長文失礼しました。

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