ちょっと反応が遅いかもしれませんが、全く無警戒でいたので、まさかこんなことになろうとは。

青春18きっぷのことです。2024年冬版発売のアナウンスがあって、その中で使い方についての驚愕の変更点がしれっと差し込んでありました。

すなわち、

1、これまでの5日間用(¥12050)に加え、3日間用(¥10000)が新たにラインナップに加わる。

後で書きますが、実際は3日間用しか使えないので、1日当たりの運賃は実質値上げになっています。

2、最初に使った日から、3日用は連続3日間、5日用は連続5日間しか使えない。それ以降は無効になる。

これが最悪の変更点です。2024年夏版までは、利用期間内であればいつでも、単発の日帰り旅行に5回使うことができました。それができなくなります。3日間、あるいは5日間、家族や友人で調整しても連続日帰り旅行は無理です。

3、使用日は、一人でしか使えない。

これまでは、5人そろって1日日帰り旅行をするとか、友達と2人で日帰り、後日家族3人で日帰りなど、人数を変えて様々なバリエーションで旅行を楽しむことができました。それができなくなります。

以上。

要するに、私のような日帰り単発を繰り返すようなショボい客は切る。2泊3日、あるいは4泊5日で宿泊を伴う旅行をしてお金を落とす客のみを対象にしたチケットにする、という宣言なのだと解釈しました。

しかし、私がよく使う路線で例をあげましょう。

邑久→大阪(新快速が使えるので2時間40分)の片道普通運賃は¥2640です。青春18きっぷ3日間用の1日¥3333より安いです。往復で使ってのみ、青春18きっぷのお得感は出ます。片道で使って宿泊するなら、通常切符の方がお得です。

邑久から鈍行日帰りができる時間的限界(片道3時間51分)は広島だと思いますが、邑久→広島片道普通運賃は¥3410。¥3333とたいして変わりません。3日間縛りの不便さを思うなら、通常切符の方がよいです。

広島より遠方、宿泊が必要な旅をするなら、鈍行は使いません。新幹線で行くので、青春18きっぷは不要です。

いったいこの切符、誰が使うのでしょうか。発売終了前のアリバイ作りのような気もします。

愛知県の友人、旅行エキスパートの「がねさん」に尋ねると、「国民すべてが改悪だと怒っている」とのこと。

2025年夏版もそのままなら、さよなら青春18きっぷということになります。

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