忠峰で昼飯。
お連れ様の「レディースランチ」。
この「レディースランチ」にしても、「サービスランチ」にしても、豪華で非常に魅力的なセットなわけですが、わたくしはエビチリ派ではないのでどうしてもスルーしてしまいます。
「酢豚定食」。
いつも忠峰のランチに来ると、「四川風マーボー豆腐定食」「酢豚定食」「から揚げ定食」3者三つ巴の接戦を演じることになり、そして多くの場合「酢豚定食」が頭ひとつ抜け出して逃げ切ることとなります。
適度なしっとり感と適度な固形感、そして確かな酸味がベースになり、口の中に放り込んだ肉と玉ねぎの歯ごたえと濃厚なうまみを少し楽しんだ後、準備ができた口内に硬めのご飯をぶち込み、咀嚼され混然一体となった幸福感が喉へとなだれ込んでいく。誰にも侵されない、運命づけられたひと時がまた訪れる。
先日、「口内丼」はエチケット違反ではないかと疑問を呈するヤフー記事を読みました。「口内丼」すなわち、まず口の中におかずを入れ、それを含んだ状態で後からご飯を入れ、口の中で混ぜる所作を言う。それのどこがいけないのか。累々と積み重ねられ、我々の食べ方に欠かせないこの食文化に、いちいち口をはさんでいただきたくない。
「今日もおいしゅうございました。」と忠峰大将に頭を下げ、お店を出ました。
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