学生時代に、高杉晋吾さんの「地獄のゴングが鳴った」を読んでから、報道が出るたびに心を痛めていた袴田裁判。今日やっと、再審無罪判決が出ました。長い長い年月でした。焦点は、検察が控訴するかどうかに移ります。

裁判所は、再審開始決定の時は証拠捏造の可能性に言及し、今回の無罪判決では証拠捏造があったと断定しました。そして、裁判長は判決文朗読のあと巌さんのお姉さんを証言台に呼び、無罪判決までこんなに長い時間がかかったことを詫びた上で「自由への扉は裁判所が開けました。そこから出られるまでもう少し時間をください。」と言葉をかけて、検察側を強くけん制しました。

メンツをつぶされた形の検察がどう出るか、予断を許しません。静岡地裁の再審開始決定に対し、即時抗告してそれを取り消したように。

検察、控訴断念!の報を待ちます。

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