鈍行で広島へ向かう途中、三原駅で乗り換えの予定でした。三原駅はその列車の終点なので乗り過ごす心配は無く、スマホを窓枠に置いてのんびりと車窓の旅を満喫していました。

しかし、事態は急変しました。まだ終点じゃない駅で、赤い服を着た人たちが一気に列車を降りホーム向かいの列車へと乗り換え始めたのです。びっくりした私は、あわててバッグを抱えそれに続きました。

後で考えると、その駅は糸崎駅で、三原駅の一つ前の駅でありまして、三原駅で乗り換えるつもりだった列車の始発駅です。ルート検索サイトが、糸崎で乗り換えるよう指示してくれていたら問題なかったんですが、そんなことは後の祭り。

糸崎駅で乗り換え列車に乗った時、気づきました。あ、スマホ忘れた。

あわてて踵を返し元居た列車に駆け寄ったのですが、無情にも列車は動き出し、君が去ったホームに残り落ちては溶ける雪を見ていました。いや、夏だぞ。混乱した頭で立ち尽くすうちに、くだんの列車も出ていきました。

崩れ去った今日の予定の敗残兵をかき集め、どうにか体勢を立て直した私は、そこにいた駅員さんに事情を話し対応してもらいました。駅員さんの努力によってわかったことは、なんと親切な乗客の方が気づいて駅員さんに渡し、駅員さんの機転で私のスマホは乗り換え先の列車に乗って広島へ向かっているということでした。

結末は、糸崎駅で1時間の時間をつぶし、後続列車に乗って広島まで行って忘れ物センターでスマホと再会というおそまつ。関係者の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

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マツダスタジアムでの試合開始にはギリギリ間に合ったけど、広島駅周辺でおいしい昼食をという時間は無くなり、マツダに向かう「カープロード」で呼び込みやってる店の中から中華弁当を選んで買い、スタンドで食べましたとさ。

今回の失敗の教訓。
・スマホは窓枠に置いてはいけない。(これ、前にも誓った気がする。)
・旅の予定は、1時間以上の余裕をもって立てるべし。

誰が言ったか「旅の恥はかき捨て」。

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