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わたくしは、GUのラインナップにビビビとくるものがあって、ユニクロやワークマンやイトウゴフクやシマムラよりも好きなのですが、

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去年ジーンズを1本買いました。ストレッチスリム。ブルー色。税込¥2990。ウェスト32インチを試着してみたところ、長さまでぴったりで裾上げの必要はありませんでした。

これが、めっちゃ軽くて履きやすく、デザイン性も良くて何より楽です。

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最近のジーンズの市況に比べてそう高いものではないので、今春、春夏に向けてもう1本買っておくことにしました。ネイビー色。前回ピッタリだったので、32インチをそのまま裾上げせず買って帰りました。

そうしたところ、どうもブルーのやつよりも長い気がする。裾がダブついて履き心地がよくない。しばらく悩んだあと、もう一度GUに持って行って裾上げをしてもらいました。税込¥300でしてくれました。

しかし、これで一件落着とはいかなかった。今度は短かすぎたのです。スリムだから、少々短くても履けるっちゃあ履けますが、どこか気持ちが晴れません。GUのスタッフは、気に入らなかったらまた来てくださいと言ってくれたけど、長いのは短くできても短いのを長くできるはずがありません。

このまま我慢して履くのか、それとももう1本買うのか。究極の選択が迫られ、悶々と過ごした春は初夏に変わり、ついに決断の清水の舞台は目の前にセットされました。もう1本買うために、再度GUに行きました。

まず、在庫の32インチをすべて引っ張り出して長さを比べると、なんとそれぞれ微妙に違います。そういうからくりだったのか。その中から、持参した短いジーンズより1~2cm長いものを2本選び、担当の女性スタッフにわけを話して試着してみました。

そうしたところ、驚いたことにそれぞれ太さも違います。長さがちょうどよくてゆったりした方を選び、選ばれなかった方を返すために先ほどの女性スタッフのところに行きました。

そしたらその女性スタッフは、わたくしの短くなったジーンズも受け取り、

「これは預からせていただきます。その1本をお持ち帰りください。」

つまり、短く切ってしまったものを返品交換してくれるというのです。

「え?それは悪いよ。買うからいいよ。」

「いえいえ、わたくしどものミスですから。」

「ミスじゃないよ。私がいいって言ったんだから。」

「大丈夫です。」

「あなたは天使ですか。」

「いえいえ、これが決まりですから。」

こんな幸運があっていいのだろうかと、今日の「歓びノート」はこれだけで満杯になり、持ち帰った新しいジーンズはブルーのやつとちょうど同じサイズではきやすく、初夏の陽光に輝きました。

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今回の一連のいきさつで得た教訓。

1.ジーンズは、同じウェストサイズでもそれぞれの個体で長さや太さは微妙に違うので、いくつか履き比べてみた方がよい。

2.GU(たぶんユニクロもそうかもしれないけど)は、お店で裾上げしたものについては、短く切りすぎたものでさえ対応してくれる。

3.自分が生きにくいと感じていたなら、抱え込まずに少しでも生きやすくなるように、勇気を出してダメもとでも前に進んでみよう。幸運は待っているかもしれない。

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