木曜日。久しぶりのめぐみデリカ。
彼女たちが本当にお客さんに届けたいのは、めぐみ農園でとれた新鮮野菜をふんだんに使ったこちらの健康を気遣う無添加麹弁当。「めぐみ弁当(¥700)」と「彩り弁当(¥900)」。
でも今店頭では、揚げ物など散りばめた「日替り弁当(¥600)」の方が主流になっています。理想と現実のはざまで、起業家がするギリギリの経営判断。利益を上げて事業を継続するために、柔軟に変わっていけることも大切だと思います。いつかはあなたたちの志が、多くの人を幸せにできる時も来る。
彼女たちの志に敬意を表し、「彩り弁当」。今日のメインは油淋鶏。
そして「助六(¥400)」×2。
この助六が、そんじょそこらの助六じゃなかった。蓋を開けた途端に立ち昇る酢飯の香気に、食卓は本格寿司屋のカウンターへと変わりました。しっかりと(たぶん)いい酢が効いて、甘くないのです。いなりの揚げも甘さ控えめ。流通している寿司の砂糖甘さに辟易としていた私に、ずっしりと重みのあるこの助六が一筋の光明をくれました。これだ!と思いました。
やるな、めぐみデリカ。
助六の日は、火曜と木曜。またお会いしましょう。
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