なにわナンバーの車3台連ねて、ベトナム人の家族連れグループが来られ、アヒルを分けてほしいと言われました。
私もまあ、カタコトのベトナム語を駆使して、「シンチャウ(こんにちは)」とか「シンローイ(ごめんなさい)」とかやってたわけですが。
遠くから来られているし、喜んでいる子供たちとか、困っている親御さんを見ているとかわいそうで、心がぐらついて1羽ぐらい分けてあげようかと禁断の情けに手を染めかけたんですけど、たまたまアヒルがそこにいなかったし、先約のお客さんを裏切ってはいけないので、心を鬼にして事情を説明してお断りしました。残念そうに帰って行かれるご一行を、締め付けられる思いで見送りました。
情に脆い。
ふと思い出した、高学年か中学生頃のこと。
うちに何やら壺を売りに来た若者がいて、泣きそうな声で哀願する。うちの両親も田舎のおっさんおばさんですので、情にほだされて苦しい思いをしましたが、それを振り切って断りました。まだ世の中のこと全然知らないわたくしは、かわいそうで心が動揺して、泣きながら「どうして断ったのか」と両親を責めました。
あの若者、くだんの人だったんだろうなと、成人してから知りました。
それはともかく、ごめんなさいベトナムの皆さん。このおじさん、ホントはそんなに冷たい日本人じゃないんだよ。
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なにわナンバーが3台。
どこでここにアヒルがいるって知ったのでしょうか?
不思議です。
ところでアヒルって大きくなったら飛んで逃げないんですか?