野菜ラーメンシリーズ。

まだ「刀削麺」というものを食べたことが無いのです。麺旅人の名折れ。今日は車を雄町の方へ車検に出す用事があったので、車にクロスバイクを積み込んで行き、下ろしたその足で乙多見方面へと向かいました。

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中華料理「味道」。

何人かのお方も書かれていますが、お出迎えも料理の説明もとても丁寧で、好感が持てました。

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刀削麺はこの4種類から選ぶ。

厨房と客間を仕切るのれんの隙間から息をひそめて覗き見ると、最後のひと削りが鍋に落とされてからちょうど2分半で一度ざるですくい上げ、空気にさらす。再び戻された麺は、きっちり3分で釣り上げられた魚のごとくピチピチと丼に移されていく。

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「五目刀削麺」税込¥880。ビジュアルが美しい。初めて松田聖子を見た時の衝撃。

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初めて会う刀匠の麺は、太く平たく短く、誰一人として同じものはいない。それぞれが強烈な個性を放つ。

「裸足の季節」で鮮烈なデビューを果たした松田聖子は、4曲目「チェリーブラッサム」で確かな地歩を築き、8曲目「赤いスイートピー」で押しも押されぬスターダムへと駆け上がっていく。しかし、ぼくの好きだったひとえまぶたは、いつしかふたえへと変貌していく。いや違う。そんな話ではない。

八宝菜が乗った醬油ベースの刀削麺。野菜も肉も海老もキクラゲも麺も我先にと主役の座を争い、もはやアイドル戦国の世と化した丼の中で、ひとつまた一つと食べられていき、次第に時代の趨勢は見えてくる。

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礼法「全部飲み干しの儀」。というか、スープに残った麺や具を蓮華で救っているうちに、あのアイドル戦国時代を競ったシンガーたちははきれいさっぱりいなくなってしまいました。

スープが全部飲めるんだから、化学調味料レベルは極めて低いと思われます。

松田聖子の「カナリ―」を毎日10回以上聴いていたあの若い時代にはもう戻れないけれど、味道の刀削麺には何度でも戻ることができる。

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