うちの所有する山林に生えている竹藪が、新しく来られた運送会社の敷地を攻撃していると寝耳に水の呼び出しを受け、その社員の皆さんと総出で竹藪の一部を切り倒したのが昨12月29日。
一口に「竹藪」というけれど、無数に群生するその幹は太く長く、密集し、切ることもままならず、枝が絡み合って倒しがたく、枝打ちしないと重ねることもできない。その作業の膨大さに、気が遠くなりそうでした。
1月1日からは、社長が社員の方を一人専属で出してくれて、毎日切り倒し作業は続けられました。
私は、イチゴの仕事から離れられないため少ししか参加することができず、父母は老人であまり戦力にならない。申し訳ない気持ちと、情けない気持ちと、なぜこの自分が祖先の負の遺産を背負わなければならないのかという名状しがたい悔しさと、とにかく目の前で起こっている出来事の苛烈さを心が十分に受け止めることができないまま過ごした年末年始でした。
祖先って何なのか。この問題に関して、私の責任はどれぐらいあるのか。しかし、責任があろうがなかろうが、この問題を解決できる主体は自分しかいない。その理不尽さ。
今日、とりあえず運送会社の敷地に面した部分の伐採は終わりました。本当に、協力してくれたみなさん、とりわけ切り倒し続けてくれた社員の方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
でもまだ、竹藪物語は続きます。写真奥の竹藪も切らなければなりません。檜も30本ほど立っています。見渡せば、他の山林にも邪魔な木が容赦なく伸びています。歴史と自然の中でこんなちっぽけな存在の自分が、この物語を大団円で終わらせることができるのか。
武者小路実篤の「若き日の思い出」のように、ただただほのぼのと楽しい日々が続き、幸せのうちに終わっていく物語でありますように。主人公の幸運を祈る。
♪ 自分の人生の中では 誰もがみな主人公(さだまさし「主人公」)
誰か、この檜、切って持って帰ってくれんかなあ。
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