今は、農民多忙の秋。

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日中明るいうちはイチゴの仕事をし、

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夜はもみすり、という暮らしをしています。

私の父母は80代で、もみすりのことを「ようす」と言います。なんで「ようす」なのか。妻が父に問い質したところ、

「ようさうす」のことじゃ

という。

「ようさ」は方言で夜のこと。「うす」は、昔もみすりを臼でしていた頃の名残り。つまり、夜もみすりをするから「ようす(夜臼)」。

父の説が正しいとするならば、稲作と灯りを手にした農耕民族は昔からもみすりを夜していたということになります。室内で夜でもできるもみすりは夜に回し、昼間は明るいうちに稲刈りやはさがけ、脱穀、あるいは他の作物の作業に精を出した。そうやって、どうにかして秋の繁忙期を乗り切ってきた。「ようす」には、先人の知恵が詰まっている。

そう考えるなら、私の今の仕事スタイルは、先人の知恵にのっとった極めて正統派なものということになります。農耕民族3000年の魂が、脈々とわが血潮に受け継がれているのだ。

などと、勝手に大義名分を得てひとり悦に入ったところで、忙しさが減るわけでもなく。


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