今夏、自分に無理のない範囲で災害ボランティアに7日行かせてもらいました。

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7か所の現場で、全国から集まった総勢100名ほどのボランティア諸氏と一緒に仕事をしました。そのうちの何人かとは、いろいろ話をしてそれぞれの思いを聞くことができましたし、話せなかった人とも同志的連帯をもってつながることができました。

仲良くなるのに、何かしら特別なコミュニケーション力はいりません。出会ったら、「どこからですか?」と聞けばいい。それだけで自然に打ち解け、お互いの素直な心情を吐露していくことができました。

昔被災した時に助けてもらったお礼に駆けつけてきた人。
会社を代表して派遣されてきた45歳の男性会社員。
大学の募集に手を挙げて、大学のヘルメットかぶって来た岡山理大の学生。
全国を紙芝居で回る途中に岡山に住み着き、今NPO「チームはるはる」で平島復旧の陣頭指揮を執っているたけちゃん。
どうせ連休子どもとゲームしているだけだからと、大阪から始発新幹線で訪れた男性。
お前なんか足手まといになるだけだと反対されたけど、姫路からひとりやってきた女性。
孫の世話よりこっちと、毎日来ている地元の62歳の男性。
和歌山から来て、車に寝泊まりしている63歳の男性。
高松から来ている元ライダーの女性。
50歳になった時、あと人生30年好きなことをやりたいときっぱり仕事をやめ、今日から9月中頃までここにいるんだと話す、私と同い年の神奈川の男性。

その他、いっぱいの人と話しました。

みんなそれぞれ、被災して困っている人を助けたいという思いではせ参じているわけなんですけど、その根底にあるのは、「お仕着せ」や「やらされ」ではなく、自分のやりたいことを自分の頭で考え自分の手足でやっていきたいんだ。そういう人生にしたいんだという渇望なのだということを、強く感じました。穏やかだけど内面は熱く、この軟弱男にもチクチクと刺激を与えてくれました。

こういうボランティア諸氏の持つパーソナリティの快さにまた会いたいというのも、次に行く動機づけになっていくのだろうと思います。

災害ボランティアなど遠い存在だった自分が、少し変われたような気がした7日間でした。

祈復興。


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