台風通過後、東風は西風に変わる。今朝はまだ強い。

名古屋や鈴鹿に住んでいた独身時代。職場とアパートを往復するだけの毎日で、心に空虚感が募ってくると度々鈴鹿山脈の1000m級の山に登りました。比較的容易に得られる充足感。そんなのまやかしだとわかっていたけど、何かしないではいられませんでした。

♪ 残った命もそう多くは無いんだから 何かいいこと 出てこい早く何か何かいいこと
 (河島英五「何かいいことないかな」)

強い横風を受けながら、今朝もまた何かに背中を押されるようにしてクロスバイクのペダルを漕ぎだしました。

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途中、行く手を遮るようにそびえ立つ、ブルーラインを越える跨道橋。急な上り坂。なあに、敵が巨万の軍勢であろうと、悠々と蹴散らしてくれるわ。

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いや待て。側道があった。こっちにしよう。

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「宇喜多直家国とりはじまりの地」石碑。その奥が、「乙子城址」です。

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宇喜多直家が主君・浦上宗景のもとで頭角を現し、認められて賜ったのがこの「乙子城」です。初めて一国一城の主となった直家は、ここで何を思ったか。

16歳とまだ若き新城主は、己が歴史の中でどういう役割を果たすのかまだ知らない。

♪ これから何が始まるのかも 何も知らずにいたあの頃(加藤登紀子「海からの願い」)

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乙子城までの予定でしたが、意外に近かったし、吉井川沿いの道が気持ちよさそうだったので、さらに南へ漕ぎ進みました。

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乙子常夜灯。

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防波壁のある堤防道が続きます。水面より地上面の方が低いように見えるので、過去何度も水害に襲われた土地であることが想像されます。

吉井川河口に向かってぐんぐん進みます。

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猫がいました。

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岸壁に立つ何かの社。歴史ありそうな建造物が結構並んでいます。

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突然堤防上の道は行き止まり、う回路に入ります。遠くに吉井川西岸の赤灯台が見えます。

この辺りに、妹の嫁ぎ先があるはず。でも位置関係がよくわからない。

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あれっ?今すれ違ったの、妹の姑さんじゃないか。

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テイカ(株)岡山工場に行きつきました。もうこの辺で引き返しましょう。

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吉井川沿いの道が快適なので、同じ道を戻ります。

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乙子城址の全景。

1時間半ほどの朝の旅。いい運動でした。




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