イチゴの品種を現在の章姫に変更した十数年前、土耕栽培のキツさに体が悲鳴を上げていたので、試しに株間10センチの1条植えにしてみました。そうしたところ、果実が全部だめになりました。株間が狭すぎて、根が競合したことは明らかでした。

今年の不調も、9月に雨ばかりで土が乾かないところを無理して植えて、土壌環境が最悪だったので、根が張れていないんじゃないかと思い、株を掘り上げてみました。

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これは、全然張れていません。

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これも、かなりやばいです。

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いや、これはしっかり根が張っています。掘るのが大変でした。

地下部が健全なのに果実が悪いということは、根の問題ではないのかもしれません。

普及センターのくみちゃ、いや野菜担当の先生に来てもらい、見解を尋ねたところ、9月~10月の日照不足や雨中定植による根傷みなどで、花粉やめしべなどの花芽形成がうまくいかなかったのではないかとのことでした。

9月16日~10月5日の、気象台瀬戸内市虫明地点の日照時間を調べてみると、

2015年  119.3時間
2016年    40.1時間

前年比33.6%しかありません。おそらくこの期間が、イチゴの花芽形成の帰趨を決する時期です。

今年は、稲作でも同じようなことが起こりました。岡山県南は晩稲品種を作っていますので、この日照不足と長雨が重なった9月~10月に開花登熟します。作況指数は102とか良好だったのに、いざ収穫してみると実は小さく屑米ばかりで収量大幅減の農家が続出。大変な年になりました。アヒル米も少なかったです。

うちのイチゴも同じで、定植後の生育は良好で、草姿花梗糸とてもがっちりし、これはいいものが取れると喜んでいたのに、いざ収穫となると見るも無残な不作となりました。

イチゴはお日様が作るんだから仕方ないんだよと、昔先輩イチゴ農家が教えてくれた言葉を思い出します。

2番の花芽形成期には天気回復しているので、たぶん大丈夫でしょうとのこと。2月の2番に期待したいと思います。


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