人生の時間も無尽蔵に残っているわけではないのだから、「己を成長させるための試練」とか「三叉路があれば石ころの道を」などという人生観を排し、「どうしていたら楽しいか」という行動規範で生きていこう。

今日は民生委員の視察研修で吉備中央町へ行きました。研修のあとのホテルバイキングまでセットされていたのだけれど、あえて自家用車での単独行動をさせてもらいました。せっかく吉備中央町まで来ているのなら、何を差し置いても寄りたいお店があるのですよ。

細谷川。かつて岡山市磨屋町サンシャインホテル1Fにお店があり、玄米ごはんと手打ちそばの定食を食べさせてくれた。3年前吉備中央町に移転オープンし、今に至っています。

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到着。吉備中央町の特産品加工場に併設されたお店で、営業されています。3年前のプレオープン、そば食べ放題イベントにおじゃまして以来の訪問です。

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メニュー。これ以外にも、季節の天ぷらやおにぎりとのセットも用意されています。

でもやっぱり、「十割」でしょう。どう考えても。

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十割もりそば(大)。

そば粉は、吉備中央町山肌の、水はけのよい赤土で栽培したそばの実を挽いたもの。「さらしな」もあるけど、やっぱりそばの実をまるごと「やぶ」でいただきましょう。

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今の蕎麦界でスタンダードになっている、つるつるしなやかな麺とは対極を為し、少し太めでぼそぼそした感じの歯ごたえの良い素朴な麺。とても香り高くうまい。これぞ、細谷川。

♪ スタイルなんでどうでも あなたらしけりゃ最高 (ユーミン「サーフ天国、スキー天国」)

いや、スタイルも言うことありません。

せっかく今日、奇跡のようにここまで来て、次は何年先になるのかわからないのだから、もう1杯いきましょう。

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「二八かけそば」 & 「季節の天ぷら(¥324)」。

麺は中盛りぐらいにしてくれました。加茂川キムチもつけてくれました。

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かけは、二八の方が好きだな。

気がついたら、焼きいもの素揚げが増えていました。

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久しぶりに会ういつもポジティブな店主殿に、「岡山市時代のメニューにあった玄米ごはんは、ここでは無いんですか?」とお尋ねしました。そしたら、「お店では、やってないんだけどね。」といいながら、ご自身の弁当のために用意してあった玄米おにぎりを出してきて、すこしちぎってくれたんですよ。

ぼくの方もいい気なもんで、こういう時に遠慮する教育を受けていないもんだから、「ありがとうございます。」と自然に手が出ていただいてしまいました。

「ふれんどはうす」と同じ、長岡式酵素玄米ごはんです。

「毎日この玄米ごはんだよ。今日昼の分は減っちゃったから、そば食べるけどね。」と、グサッと来るようなことを気さくにおっしゃる、相変わらずお人の好い店主殿でした。

ごちそうさまでした。民生委員研修から脱走してよかったですよ。またいつか、必ず来ますね。