聞くところによると、讃岐「元祖わかめうどん大島家」の先代は、糖尿病を患い医師から「うどんは控えるように」と宣告されましたが、そういうわけにはいかない生粋の讃岐人。研究に研究を重ね、ついに糖尿病でも高血圧でも安心して食べられるうどんを開発しました。

それが世にいう「わかめうどん」。わかめの載ったうどんではなく、わかめを練り込んだ麺です。

その「大島家わかめうどん」を、岡山で食べさせてくれるのが、岡山市南区の「しんがり屋」です。

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わかめうどんのかけうどん(大)。トッピングは、食物繊維豊富なごぼう天。

わかめうどんは受注茹で上げ品なので、しばらく待ってから出てきます。

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緑色の麺は、表面に独特のぬめり感を持ちながら、讃岐麺らしいしっかりしたコシを忘れていない。手打ちを誇示するような鋭いエッジと、うねり上げるようなひねり感。甘口の無添加つゆとからんで、とてもうまい。

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ごぼう天を載せて。

塩を入れていない、健康志向のうどん。これはいけるなあ。お通じにも効果あり。

大島家先代は、この麺を食べ続けたけれど、医師から何の指摘もされることは無かったそうな。

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白いうどんも、定食も、日替わりランチもあります。

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しんがり屋。