うちには、3冊のゼンリン住宅地図があります。

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初代は1995年版。イチゴの市場出荷をやめ、全量産直で生きていく夢を乗せて購入したもの。ボロボロになるまで使い込み、イチゴをお客さんの元へ届けました。

2代目は、2001年版。

3代目は、2005年版。

初代は邑久郡というくくり。2代目は、分割して邑久町だけの範囲にしたもの。3代目は合併成った瀬戸内市版。こういうところでも、時代の移り変わりをうかがい知ることができます。

そして今年、新版の住宅地図がやってきました。

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2014年瀬戸内市版。

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メリーベリーも載っていますね。

3代目以降、毎年のように「新版いかがですか?」という電話があったのですが、3代目で十分使えるので断り続けてきました。
しかし、だんだん断りづらくなり、昨年は苦し紛れに「次の新版が出たら買います。」と言ってしまったらしい。約束は守らねばならぬので、腹を決めて購入しました。¥14000。

それに。

全国をすべて網羅して、これだけのものを仕上げるのは、並大抵の努力ではないはず。
しかし、住所を入力して地図検索をかければ、矢印で場所が特定されてしまう現代。ゼンリンの住宅地図の必要性は、相対的に低下していることが推察されます。ここでも見つけた、デジタルなものに押されっぱなしのアナログな”いいもの”。

ゼンリンが、応援したくなりました。