この春に、初めてのお子さんが、進学や就職などで新しい場所に向けひとり旅立つのを見送られた親御さんのみなさま。今、心の置き場を探して、闘っておられるに違いないとお察しいたします。お元気でしょうか。


わたくしも、1年前は、どうしようもない心のむなしさと闘っておりました。

理屈ではわかっていたのです。あの小さかったやつが立派に成長してくれて、親元から巣立っていった。これは、喜ぶべきことなのだと。
でも、生まれた日からずーっと一緒にいたやつは、毎日家に帰ってこない。心を襲う空虚感。どうしても取れない、ぽかーんと穴が開いた感じ。苦しさ。
これは、いつまで続くのだろうと、ホトホト閉口しておりました。先輩お母さんに、「これは、待っていれば、いつかは越えられるんでしょうか」と尋ねたりしておりました。


でも、大丈夫です。すべては、時が解決してくれます。

わたくしの場合は、秋口頃にやっと慣れてきて、解決の糸口が見えてきました。自然治癒力が働いてきました。
今は、心ここに在らず状態を脱し、いろいろ心配しながらも遠くからわが子を応援しています。父ちゃんもこっちでがんばっているから、おまえもがんばれよーってところです。


もう少しの辛抱だと思います。


親が子離れしていくために、天が準備してくれた心のプロセス。「親」という生き方を、戦い抜きましょう。

この先輩ぶったお説教がましい文章、嫌になりますが、去年誰かに言ってもらいたかったことなので、軽蔑顧みず書いてみました。どうか、忘れてください。失礼しました。