昨日のこと。
給水装置のところでイチゴハウスに灌水していたら、お店の方角でガシャン!という音がして、ただならぬ不吉感に襲われました。
音のした方角を見ると、なんとお客さんの自転車が倒れ、ちっちゃい男の子が下敷きになっているじゃないですか。しかも、泣いている声も聞こえない。
これはやばい!と思い、灌水放っておいて、脱兎のごとく自転車に向かって走る。
障害物が立ちふさがる。使用済みの液肥のダンボールの山。なんでこんな大事な時に、こんなところに積み重ねてあるのだと忌々しく思いながら、エイヤ!と飛び越える。
しかし、己の跳躍能力の目測を誤ってダンボールの上に着地し、そのままダンボールが滑ってもんどりうってひっくり返る。
こ、腰が!
いや、こんなところで時間を無駄にしているわけにはいかない。このアクシデントで、5秒ほど浪費した。
ダンボールをはねのけて立ち上がり、足を引きずりながら、事故現場にたどり着く。大急ぎで自転車を撤去しながら、「大丈夫か!」と大声で声をかける。
幸いにも男の子は泣いていて、ぼくの声に驚いて出てきてくれたお母さんに抱き上げられた。
顔を少しすりむいていたけれど、大事では無いようでした。しばらくすると泣き止んで、イチゴの入った袋をぶら下げた自転車に乗って、帰っていきました。
よかった。