今、その旨さと安さが驚きをもってマーケットに受け入れられ、ネット上でも賞賛の声しきりな「いなばタイカレー」シリーズ。
メリーベリー玄米食推進事業部では、玄米をおいしく食べる方法についての研究に余念がありませんが、 カレーと玄米のミスマッチ感を克服することができず、部内に失意と無力感が漂っておりました。(そんな事業部、いつできたんだ?)
そんなある日、台所の片隅にしまい込まれていたある缶詰が何かの拍子に朝食の食卓に登りました。が、正直、缶詰のカレーなんかおいしいわけがないと頭から問題にもならず、実際妻子が少し食べてみて「辛くて食べられない」と残してしまったので、しばらくテーブルに放置されてしまいました。
本来なら、そのままミニブタのエサ行きになるところ。しかし、なんとなくもったいない気がして、わたくし夕食時に何の気なしに玄米をそのカレーに浮かべて食べてみたんです。その途端、辛さに口を半開きにしながら椅子をひっくり返して立ち上がり、叫びました。
「これだ!」
缶から移してチンしたところ。
辛くエキゾティックなカレーと自然そのままのワイルドな玄米。個性派どうしがタッグを組んで、見事にお互いを生かしていると思います。
もしかしたらこのカレーと玄米は、太古の昔にアジアの片隅で不幸にして仲を裂かれ、片や東南アジアで暮らし、片や倭国に伝わり、数千年の時を経て再び巡りあったベストカップルなのではないだろうか、などと想像を膨らませるのは、わたくしだけでしょうか。
グリーンとレッドは、化学調味料無添加です。









