今年1月に行われた大学入試センター試験。

とても難しかったようで、平均点が30点程度下がった模様でした。どう難しかったのかというと、数学や国語で、問題の出し方が受験生の裏をかくような手口だったとのこと。

受験生は想定外の出題にうろたえ、総崩れとなりました。センター試験後に志望大学を変えざるを得なかった受験生が続出し、教育現場は混乱。結局付け焼刃で選択した2次試験にも失敗した話も多く聞きました。

学校で習ったことをまじめに積み重ね、これまでの傾向に沿った問題を繰り返し練習してきた受験生には厳しい結果となりました。

 

そして、その受験が終わり、それぞれが新しい生活に慣れてきたこの時期に、突然文科省から発表されたのが、「センター試験廃止~高校在学中の到達度テストの導入」案でした。

 

このタイミングで出してきたことに、ぼくはある疑念を覚えました。

すなわち、あのセンター試験は、受験制度をこっちの方向に持っていくための布石だったんじゃないか。あえてあんな問題を出して、センター試験への批判を際立たせようとしたのではないか。その思惑に、受験生たちは翻弄されたのではないか。

 

勘ぐりすぎですかね。