秋の終わりから初冬にかけて、肌寒く凛とした空気を感じるようになると、胸騒ぎがして突如として聴きたくなってしまうアルバムがあります。

1983年12月1日リリース。松任谷由実の傑作「VOYAGER」。

大学から完全にドロップアウトして、糸の切れた凧のようになっていた精神状態を脱して、「とにかく大学へ戻ろう。気恥ずかしいけど、みんなやれていることなんだから、ちゃんと単位を取って卒業ぐらいしよう。」と決めた。
このアルバムを聴きながら鈍行乗り継いで久しぶりにふるさとに戻り、英気を養って、再びこのアルバムを聴きながら鈍行乗り継いで名古屋に向かいました。

大学は6年半かかって卒業しました。本当は6年でできるはずだったんですけど、自然科学の単位を2単位取り忘れていて6年半になりました。