この前「蕎麦処 花野」で、ひぃさんにいただいた絵本。
「白い矢と桜色の矢」。
場面は、古代の吉備。
主人公は、二本の矢。
キラキラ輝く命をもらった、生まれたばかりの二本の矢。白色と桜色。出自も環境も考え方も違う所に生まれた。
白色の矢は、友達から、相手も自分と同じように痛いと感じ傷つくことを教わる。そして温羅のもとへ行く。
桜色の矢は、自分が一番強いと思い込んで成長する。そして、吉備津彦のもとへ行く。
矢だから戦争に行く。お互い相争う陣営で成長する。成長しながら、自分で考える。何故、戦争をするのか。戦争はしなければいけないのか。
二本の矢は、戦争するもの同士お互いに正義があって、お互いが相手のことを知ろうとしないから、相手を思いやろうとしないから、誤解を生んで戦争をしているのだと気づく。
二本の矢は、戦争をやめさせるために、矢という立場から出来ることを必死で考え、命をかけて実行に移す。
そんなストーリーです。
この絵本が発行される直前に、不慮の事故で亡くなってしまった作者の小野さん。無念だったことと思います。
まずひとりひとりの命から稿を興せる人だから、個性を大事に出来る人だから、自分で考えることが生きることだと思っている人だから、きっと生きていたら戦争や差別や原発や、そんな命を粗末にすることがらに毅然とした態度をとってくれたんではないかと想像しています。ぼくも残念でなりません。
すばらしい絵本をありがとうございました。
~10.21国際反戦デーに~









