上映③ 17:20~の部を観てきました。入場できるかどうか心配されたのですが、前売りチケットを持っていたので優先的に入れてもらえました。会場はたちまち満席となり、空いているスペースに椅子を並べて対応するほどの大盛況となりました。

この映画は、鎌仲ひとみ監督の原子力3部作の最後の作品。「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラブソディー」では原子力発電の問題点を追求し、今回の作品では「脱原発」「エネルギーの地域自給」というテーマに踏み込んでいます。ぼくはまだ前2部作を観ていないのが残念。

映画は、瀬戸内海でひじきを採り、加工してインターネットで販売する若い漁民の「原発に頼らないで生きて行かなくちゃね。」という言葉から始まります。これがおそらくこの作品を貫く主題になっているんじゃないかと思います。
美しい海や島の映像が続きます。祝島で1000年以上続くお祭り。一本釣りにこだわって漁を続ける漁民。希少生物のホットスポット田ノ浦。環境を壊す原発。祝島のエネルギー自給の試み。

ここで鎌仲監督の思いは遠くスウェーデンに飛びます。スウェーデンの貧しい地方都市でのエネルギー自給の取り組み。風力発電。バイオマス。太陽熱。波力。そして、電力の自由化。使いたい電力を選べる顧客。何故、世界最高レベルの技術を持つ日本でこれができないのかを不思議に思う住民。

再び祝島。島の農業。島の漁業を守るための、中国電力との激しい戦い。

映画のあと、鎌仲監督のトークがありました。

もうこれ以上一人の被爆者も出したくないから、全国回って上映を続けていること。
福島の事故で、著しく広範囲に放射性物質は拡散していること。そして夥しい人が被爆にさらされていること。国の「安全」はウソで、一刻も早く避難すべきであること。

東京にいる身内の子どもたちが心配で、涙を流して監督に質問をする女性。

大多数の人が考えることをやめ、誰も責任を取らないままこんなところまで進んできてしまった原子力発電所。
でも、思考停止状態を脱却し、これからは絶対に自分で考えようという400人以上の問題意識が結集した今日の上映会だったと思います。

「ミツバチの羽音と地球の回転」。
追加上映が決定しました。

4月24日(日) ①10:00~ ②13:30~

岡山市デジタルミュージアムにて

お問い合わせは、090-5373-6791(赤井さん)まで

みなさん、ぜひご覧になってください。