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昔読んだ本を引っ張り出してみました。

広瀬隆さんは、1991年の「眠れない話」の中で、同年2月に起きた福井・美浜原発の事故について、ECCS(緊急炉心冷却装置)が満足に働かなかったにもかかわらず、それを「正常に作動した」と発表する専門家を批判したあと、次のように述べられています。

「ECCSが大事故の時に作動したのはわが国で初めての出来事であるが、危険な事故を起こして実験することは勿論これまで不可能であった。したがって美浜におけるECCSの作動は、、1億2000万人にとって初の生体実験を兼ねたものであった。それほどECCSの信頼性は低く、未知の装置である。失敗した例は全世界で数々報告され、事故の複雑な条件によってきわめて不安定である。これが幸運な作動であったかどうかを検証する方法さえなく、ほかの原子炉は次にECCSが作動する大事故を待っている。仮に作動しても、わずか数秒を争うメルトダウンの事態に、2月9日、読者の人生が賭けられていたのである。」

広瀬さんの懸念は不幸にも現実のものとなり、20年後に福島で人体実験はおこなわれ、見事にECCSは作動しなかった。

この怒りは、どこに向けられたらいいのだろう。一番近くにいる対象は、原発が巨悪であることを知っていながら、それを阻止しようとしなかった自分なのかもしれないけど。

何故マスコミは、避難所で独自に放射線数値を測定しないのだろう。「大本営」の発表を垂れ流すだけなら誰でもできるではないか。相当高い数値であるという情報もあります。

電力が足りないという計画停電の根拠も、原発建設を進めてきたこととの整合性をつけるための嘘、謀ではないかと思います。そんなことを疑わせるほど、原発は嘘ばっかりついてきた。