私の中学時代、剣道部の顧問として、3年D組の担任の先生として、すごくお世話になった先生がいるんです。中学・高校を通じてもっとも印象に残っている、好きだった先生。15年前に同窓会でお会いした時も、春から農業を始める私に「小さくかたまって生きるよりも、一度きりの人生なんだからやりたいことをやったらいいんだぞ」と励ましてくれた先生です。

今日、高一の我が子が、中学校時代の剣道部の顧問の先生として、2年次の担任の先生としてお世話になった女性の先生の結婚式に押し掛けるというので、車で送迎がてらちょっと結婚式を覗いてみました。
こんなことがあっていいんだろうかと思いました。
新婦のお父さんは、その私がお世話になった恩師の先生でした。親子で、親子の先生に同じ立場で教えていただいたことになります。
結婚式の華やかさと、巡り合わせの不思議さに、目のくらむ思いで新郎新婦とご両親を見ていました。

私ら親子のことも、もちろんご存じだったわけですね。全然想定していなかったから、最初近くで目があった時も先生をわかることが出来ず、あとで生徒の保護者に挨拶に来られた時に「あっ!」と思ってやっと事態を理解し、それからは激しい動揺に身をゆだねているしかありませんでした。ちゃんとご挨拶できなかったことが、とっても心残りです。

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先生、このたびはおめでとうございます。

・花嫁と父が見上げる秋空に七彩色の出来事が舞う