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私がアヒル農法を始めた6年前、うちの子どもたち、まだ小さかったです。かわいい雛が届いた時は嬉しそうな顔をして、ワクワクしながら抱き上げていました。エサをやるのも楽しそうに手伝ってくれました。

あの頃は私も熱かったから、田んぼの学校で命や食べ物の大切さを学ぶために、アヒルの解体処理まで実際にやりました。うちの子どもたちも、兄妹でちょこんと座って、「自分たちはこの場面もちゃんと見ることができる」と言って、一生懸命見ていました。

どんなにかわいく思っても、毎年必ずやってくる別れ。アヒル農法の回数を重ねるごとにその現実がわかってきて、子どもたちだんだんとアヒルと距離を置くようになりました。雛が届いてもちょっと見に来るだけ。エサやりもあまりしてくれなくなりました。

小さかった子どもたちも成長し、上の子は中学生。彼は、今年夏休みのレポートにアヒル農法を取り上げました。「地域の守っていきたい景観」というテーマの題材として。もちろん膨大な量の夏休みの宿題をこなすための苦肉の策には違いありません。でも、彼の中のどこかにアヒル農法が巣くっていて、小さい頃とはまた違った観点でアヒルを見ているのかもしれないなと、思ったりします。

今年、アヒルたちが田んぼにいるのもあと4日となりました。