2008田んぼの学校inせとうちへの応募は、結局3家族4児童のみということになりました。この人数では、アヒル農法によるお米作りはもちろんのこと、きちんとした形で農業体験を提供することはおそらくできません。いろんなメニューを考えてみるのですがどれも中途半端で、無理しようとすればスタッフ側の負担が増すばかり。欠席者がもし1~2名でも出ればその日の活動は成り立たない。
責任者の立場としては、断腸の思いではあるけれども、ここは1年間の休校を決断せざるを得ないと思います。そう腹を決めスタッフには伝えたんだけど、参加者から少人数でもやって欲しいという声が上がり、やっぱりやるべきかなあと再び悩みスパイラルへ。
イチゴも忙しいので思考回路停止中で、妙案が浮かびません。どうしたらいいですか?答がほしいです。

文部科学省がゆとり教育に大きく舵を切り学校が週5日制になったのが2002年。そのころ農林水産省でも「田んぼの学校」事業を本格化させており、そういう時代背景の中たまたまアヒル農法に出会った私が、主宰する「邑久町ふるさと農業少年団」の体験メニューにアヒル農法を取り入れたのが2003年。この年、それまで十数名だった参加児童数はいきなり30名に増え、翌2004年には47名にふくれあがったのでした。(無茶苦茶になりましたけど。)その後も37名、31名、23名と高水準で推移しましたが、今年は4名に激減。これもまた、少子化やゆとり教育の終焉という時代背景と無縁ではないのでしょう。
スポーツ少年団にも子供が集まりにくくなっているようですが、農業や自然体験系の不振が際立っているように思います。ホームページを見ると、岡山の田んぼの学校の代表格だった「田んぼの学校ふくたに(岡山市)」も今年度から活動を休止されているご様子ですね。驚きました。