今日はアヒルを田んぼから引き上げて、食肉処理場へ送り出す日です。毎日エサを与え、日に日に大きくなるやつらを見守り続けた日も今日で終わり。うちのアヒル66羽(おかしいなあ、68羽いるはずなのに)と、田んぼの学校のアヒル32羽にサヨナラをしました。

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引き上げる前、田んぼの片隅の丘に集められたうちのアヒル66羽。

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田んぼの学校のアヒルは、子どもたちの手で箱に入れられて、送り出されました。

子どもたちにはこんなふうに伝えました。
みんなは自然からいただいた食べ物でここまで大きくしてもらっています。私たちはみんなが自然の大切な命をいただいて生きていることを勉強するために、アヒル農法でお米を作っています。みんなで育てたこのアヒルも、これからおいしいお肉になって帰ってきて、みんながまた大きくなっていく力になってくれます。今日はそのアヒルたちにありがとうと言って送り出してやってください。

口べたで、到底うまく伝えられないのですが、事実を事実としてしっかり受け止めてもらえたらそれでいいと思っています。

僕たち生産者も、アヒルの命を奪うという行為がつらいし精神的に重いし、正直嫌だなと思います。家族の中で「もうアヒル農法やめようよ」という声が上がるのも毎年この時期です。でも、でも、この農法を続けていくことに意義があると思うから、やってます。仕事ですから、辛いこと大変なことがあるのは当たり前・・・です。

いつものように引き上げたアヒルは、トラックに乗せて三宅君といっしょに兵庫県養父市の「わはは牧場」に運びました。片道3時間半ほどかかります。
4時半に出発し、わはは牧場にアヒルを下ろして、大将に詳細をお願いして、帰りに姫路に寄り道して、田んぼに帰ったのが翌0時半頃。車から降りて田んぼを見ると、主のいなくなったアヒル小屋。何も考えないようにして、家への暗い道を急ぐ。