「病気にならない生き方」の著者、新谷先生に、日本酪農乳業協会等から出された公開質問状の回答期限(4/30)が迫っていますが、新谷先生はどんな回答をするのでしょうか。
「牛乳が体によくない」という話は別段新しいものではなく、新谷先生以前にも多くの研究者や消費者団体などによって指摘されてきたことなのです。
公開質問状という形で、ことさらに新谷先生の著書をやり玉に挙げ、「牛乳が体に悪い」という論拠を科学的に証明せよと迫るやり方は、水俣病訴訟の時、チッソ側が被害者側に病気と水質汚染の因果関係を立証することを求め、それが出来ないなら文句を言うなと迫った構図によく似ている。水俣ではその結果、取り返しのつかない悲惨な状態になった。
学校給食の現場でも、栄養士や保護者サイドから牛乳への疑問の声が上がっても、業界からの圧力が強くて、とても牛乳を減らす作業には入れないとのこと。業界からの圧力で、僕たちの大切な子どもたちの食べる物が決まっていくなんて、悲しい話。
公開質問状に書いてあるとおり、牛乳が問題のない食材であったならうれしいと思います。うちの子どもたち、牛乳やヨーグルトが大好きなので。
でも、うちでは牛乳の購入をやめました。ヨーグルトは、購入回数を減らしています。学校給食の牛乳は、まだ飲ませています。
僕が乳製品を減らそうと思う根拠は、牛乳は本来人間が飲むものではないと思うからです。草食動物の牛に無理矢理肉を与え続け、その結果BSEという魔物を生んでしまったことを忘れてはいけないと思うんですよね。
新谷先生、がんばれー!
許さないと叫ぶ、野良犬の群を、踏み砕いて走る車輪の音がする
認めないと叫ぶ 少女の声は細い いなかったも同じ少女の声は細い
だけど・・・(中島みゆき「忘れてはいけない」)